娘とピアノ⑤(コンクール断念の巻)

今日は娘のピアノについて。実は密かに目標にしいていた楽器店のコンクールの出場を断念しました。今年は出れるように頑張ろうねと娘と先生、そして私も口には出さずとも、

心の中で、出れたら嬉しいな、福井県内に建てている新築一戸建てと合わせてピアノに合う中古家具も購入しWの喜びだな、という気持ちを持ってやってきました。送迎用の車やカーポートも相模原市で購入しました。

10月の始めに申し込み用紙が届き、先生からお話がありました。4年生の部門の課題曲なら娘でもがんばれば弾けるし挑戦してもいいのだけど、今の練習量や練習の仕方では今一つ、先生が思っている理想には追いついておらず、コンクールにでるなら、基礎の教本がその間、疎かになってしまい、両立するのは難しいだろうと言っていました。やはり基礎の練習が遅れるとコンクール以前の問題になってしまうため、出るならば、両方進めていくことが条件になるのです。もしも出るのであれば両方をやり抜く覚悟と努力が必要です。

先生のいうことは凄くよく理解できるし、娘の今の状態だと今の練習がめいいっぱいで、私もとても出たいとは言えませんでした。本人は自分の状態がわかっていてもいなくても、コンクールというだけでなんとなく出てみたいという気持ちでいました。その次の練習がやはり、あまりいい出来ではなかったので、先生もこれでは、、という顔になり、家で話し合うことになりました。出した答えはやめるという結果でした。

私はコンクールに出るということがこれからピアノをやっていく上でそれほど大事なことでなく、それよりも基礎をしっかりやり、続けていくことが今の娘にとっては重要なことだと思うのです。その子にはその子にあったやり方や伸ばしかたがあり、無理をして華やかな場所にでて勝負をしなくても、もっと違う場所で闘うということを娘には気づいて欲しくて、私の気持ちを伝えました。娘がこれからもピアノを頑張りたいという気持ちがあれば、娘のペースでやれることをやっていけばいいことだと思います。だからといってもしもこの先「もう出来ない」と心から思う時が来たら、その時は「じゃあ、やめよう」とあっさりと言える私でいたいのです。